弊社は栃木県小山市を拠点として、地元および近隣企業の広告宣伝に関わるデザイン全般を業務とさせていただいています。広告宣伝に携わっている、まさに生の情報をお伝えします。
2011年10月12日のVol.06で、ソーシャルメディアのビジネス活用法なる文章を書き、あれから2年4ヶ月が過ぎました。
ホームページにフェイスブックの「いいね!」ボタンやプラグインを設置したりとすっかり定着たようです。
この2年半余りで大きく変化したことについてお話しようと思い、Vol.07と続けた次第です。
それはスマートフォンの普及によって、企業のホームページがその対応を余儀なくされているということです。
特に、一般の消費者をターゲットにしている場合は、必須といえます。いわゆるBtoC(企業(business)と一般消費者(consumer))のサイトです。
ホームページをパソコンではなく、スマートフォンで見る率が高まり、この傾向は今後も進んでいく見通しは、誰の目にも明らかです。
かつて携帯電話が普及し、データ通信が実用レベルに達した時も同様のことがあり、特に若い世代に対し積極的にアプローチする場合には、携帯用のサイトが必要とされ、目的によってはこちらの方がより重要視されました。
携帯用のサイトは、私たちウェブデザイナーにとって、決してやりがいのある仕事とは思えませんでした。
画面が小さいので、デザインをする余地がなく、訴えたい文字情報だけを並べるだけというように思え、実際当社では、本格的な携帯用のサイトは実績がありません。
その後スマートフォンの出現となる訳ですが、パソコンで見るのと同じ画面が見られ、2本の指の操作で、拡大も縮小も自在ということで、当初はパソコン用のサイトで充分と考えられました。
ところが先駆者であるiPhoneが、フラッシュ(動きのあるダイナミックな表現で、ウェブの業界では一世を風靡した技術)に対応しない仕様のため、私たちはこれを使わなくなりましたし、やがてiPhoneやiPadの画面サイズを意識しながら、デザインをするようになりました。
そして今、これまでのようにパソコン用サイトを拡大縮小しながらの閲覧を強いるのは、ユーザビリティが劣っているということで、スマートフォンで見ることに適したデザインが求められるようになりました。
そこで、かつての携帯用サイトと同様、パソコン向けとは別に、スマートフォン用のサイトを制作し、何で見ているか(パソコン、タブレット、スマートフォンなど)によって、それぞれのサイトに振り分ける方法で、細やかに対応している場合があります。
ただしこれは2つまたは3つのサイトを作るので、手間がかかり、それがコストにはね返ってくるのは当然ですが、更新するのもパソコン用とスマートフォン用の両方を更新する必要があります。これでは、情報の新鮮さが大きなメリットであるウェブの特徴が活かせない、という事態になり兼ねません。
そんな折、注目を浴びたのが、レスポンシブデザインという手法です。
これは、デバイスに関わらず、どんな画面サイズでも同じコンテンツを利用できるように、レイアウトならびに画像や文字のサイズなどを変更する手法。と文字での説明では分かり難いですね。
実際に見ていただくと一目瞭然です。
医療・介護・福祉
南栃木病院 様 南栃木病院PC 南栃木病院sp
memo
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本来、医療機関のようなサイトこそ、誰もが使いやすく、多くの年代、様々な環境の方々に、便利に使ってもらえるものであるべきだと考え、いろいろな制約のある中で、レスポンシブデザインをご提案し、採用していただきました。
さて今回の話をまとめましょう。